今週のスケジュール(10/10~10/16まで)&東洋医学の基本理論・五行論について
【今週のスケジュール:10/10~10/16まで】
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みなさん、こんにちは。
はりきゅうマッサージサロン笑和(しょうわ)・院長の川添です。
前回のコラムでは東洋医学の基本的な理論・「陰と陽」について書きました。
「陰と陽」は難しく考える必要はなく、上か下か・左か右か・太陽か月か・夏か冬か・という風に、世の中には相対するものがあって、それらは表裏一体なんだよってお話でした。
身近な例で言えば、スポーツでの勝敗も勝ち・負けで分けると陰陽なのかもしれませんね😂
さて、今回も前回書かせてもらった「陰と陽」と同じくらい大切な考え方になる「五行論」というものを話してみたいと思います。
(私達鍼灸師が患者様の身体を診させていただくのに、とっても大切な基本理論になります😁)
この「五行論」はかなり奥が深いマニアックなお話になってくるので、興味の無い方にはちょっと「???」な内容になるかもしれません😅なるべく簡単にわかりやすくお話しできるといいなと思います。
それでは早速行ってみましょう‼
まず「五行論」って何❓ってところから入ります。
五行論とは自然界に存在するすべてのものを木・火・土・金・水の5つに分類する理論を言います。
ゲームなんかで言うと、敵や味方のキャラに火属性・水属性・木属性などがあって、火属性は水属性に弱いけど、木属性には強いってな具合の関係性がわかりやすい例かなと思います。
この考え方はまさに東洋医学の基本理論で、鍼灸師はこの「木・火・土・金・水」5つの関係性を考慮しながら、その特性を利用して鍼灸治療を行ったりしているのです☝
余談ですが、私たちの生活の中でわかりやすく関わっているものと言えば「占い」だと思います。
よく耳にする「四柱推命」などの占いも、その人の生年月日から「木・火・土・金・水」の五行論と陰陽論をベースに、その人の運勢を導き出していくものです。
東洋医学でいう「五行論」は、自然界にあるすべてのものを「木・火・土・金・水」の5つの属性に分類するということなので、もちろん人の身体でも5つの属性に分類して考えていきます。それぞれの属性がお互いの働きを助け合ったり、時には抑制し合ったりして、全体のバランスを適度に保ちながら生活すれば健康でいられるという考えなのです。
この「木・火・土・金・水」の5つの属性が人の身体の中でどれにあたるかというと、それはもう覚えるのが大変なくらいの数があります。このすべてを紹介しようとするといくら時間があっても足りないので、今回はその中でも一つ、わかりやすいものをお伝えしようと思います。
みなさんは「五臓六腑」(ごぞうろっぷ)って何かわかりますか❓
私は昔観た映画のワンシーン(何の映画かは忘れました😅)で、鼻の真っ赤なおじいさんがお酒をグイっと飲んだ後に「ぷはぁ~、五臓六腑に染みわたるわいっ‼」と笑顔で言っていたのがとても印象的で、その時聞いた「五臓六腑」って何のことだろう❓と疑問に思い、辞書を引いて調べた覚えがあります。
まぁそんな私の思い出話は置いといて、五臓六腑とは何か❓
ちょっと解説します。
五臓六腑(ごぞうろっぷ)とは、東洋医学で人間の内臓全体を言い表すときに用いられた言葉です。
まず、「五臓」とは、肝・心・脾・肺・腎の5つの臓を指していて、東洋医学ではこれに「心包」を加えて六臓とすることもあります。
そして、「六腑」とは、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦のことを指しています。関係臓器がない三焦をはずして五腑とすることもあります。 【参考資料:ウィキペディア】
ここで注意が必要なのは、現代医学における肝臓・心臓・脾臓・肺・腎臓という臓器の考え方と、東洋医学で言う「肝・心・脾・肺・腎」の五臓は異なる概念を持っているということです。
呼称が同じになっていてややこしいのですが、1つの臓器としての機能や身体に与える影響などの捉え方が現代医学と東洋医学では違ってきます。(これは東洋医学をしっかり勉強しないと理解しにくい部分になります😅)
なんでこんなややこしい話になったかというと、一説によると、西洋医学の解剖書が日本や中国に入ってきたときに、古くから東洋医学で使われてきた臓腑の名前(ここで言う五臓六腑のこと)をそのまま西洋医学の言葉として翻訳してしまったからとされています。解剖書が入ってきた時点で、各臓器に全く違う名称をつけていたらこんな混乱は起こらなかったんでしょうね🤔
これで五臓六腑についてはなんとなくわかっていただけたかと思います。
ここからが本題。
今説明した「五臓六腑」を東洋医学では「五行論」に当てはめて人体を診ていきます。
まずは五臓を五行論に当てはめてみましょう。
- 五行論: 木 = 五臓: 肝
- 五行論: 火 = 五臓: 心
- 五行論: 土 = 五臓: 脾
- 五行論: 金 = 五臓: 肺
- 五行論: 水 = 五臓: 腎
※補足:六臓と言われている「心包」は火の属性に割り当てられます。
続いて六腑を五行論に当てはめてみます。
- 五行論: 木 = 六腑: 胆
- 五行論: 火 = 六腑: 小腸
- 五行論: 土 = 六腑: 胃
- 五行論: 金 = 六腑: 大腸
- 五行論: 水 = 六腑: 膀胱
※補足:六腑の「三焦」は火の属性に割り当てられます。
ご覧のように五臓六腑は五行論で上記のように割り当てられています。
加えて言うと、これらは「陰と陽」に分けることができ、五臓を「陰」・六腑を「陽」という風に分けていくのです。
ここまでくると、頭がこんがらがってきますよね😵私も学生時代はだいぶ苦労させられましたものです😂笑
今回のコラムはここまでとなりますが、次回以降に五行論の属性とそれぞれの関係性を書いていこうと思っています。
今回のお話をよく理解されていると、今後のコラムが楽しく読めるはずです😉
次回のコラムに乞うご期待😁
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