春に悩まされる花粉症。原因と対策方法について解説。

みなさん、こんにちは。
はりきゅうマッサージサロン笑和(しょうわ)・院長の川添です。

最近来店されるお客様が口をそろえて言う言葉。「今年は花粉がめちゃ飛んでる‼かなりきつい‼」この時期は花粉症の方にとってかなりきつい状況ですよね。

私がお客様にできることは何かないだろうか?そう考えてこのコラムを書いてみました。良かったら読んでみてください。

 花粉症とは?

そもそも、「花粉症って何だろう?アレルギーっていうのは知ってるけど・・・。」そんな方が多いと思います。花粉症について解説していきたいと思います。

アレルギー性鼻炎は、季節性アレルギー鼻炎と通年性アレルギー性鼻炎の2つに分類することができます。

季節性アレルギー性鼻炎は、原因物質(アレルゲン)となる花粉の飛ぶ季節にだけ症状が出ます。これが俗にいう「花粉症」です。

スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、鼻の三大症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)や、目の症状(かゆみ、涙、充血など)を伴い、その他にも、のどや皮膚のかゆみ・下痢・熱っぽいなどの症状が現れることを言います。

季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)
通年性アレルギー性鼻炎の原因

 
通年性アレルギー性鼻炎は、カビ・ダニ・家の中のほこり(ハウスダストなど)・ペットの毛やフケなどが原因物質(アレルゲン)となり、常にあるものなので症状も一年を通して出たりします。

症状は、鼻の三大症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)や、目の症状(かゆみ、涙、充血など)とあわせて、喘息、アトピー性皮膚炎などが出たりすることがあります。

※最近では、季節性アレルギー鼻炎(花粉症)と通年性アレルギー性鼻炎、両方の症状に悩まされる人が増加しているようです。また、スギやヒノキ以外の植物の花粉に反応する人も増えているということもあり、季節を問わず一年を通してくしゃみ・鼻水・鼻づまりや目のかゆみ・異物感に悩まされる人が増加しているようです。

 花粉症のメカニズム

では、花粉症などのアレルギー症状はどういった仕組みで起こるのでしょう?季節性アレルギー鼻炎(花粉症)で簡単に解説していきたいと思います。


1.“花粉”という原因物質(アレルゲン)が目や鼻から体内に侵入すると、ヒトの免疫機能はまず侵入してきた花粉(アレルゲン)を、身体にとって「敵」か「味方」かを判断します。

花粉の飛散
体内に「抗体」を作る




2.体内に侵入してきた花粉を排除する「敵」と判断した場合、身体は花粉と反応する物質(抗体)を作ります。


3.再び原因物質である花粉(アレルゲン)が体内に入ると、皮膚や目・鼻の粘膜に存在し、異物の侵入を防ぐ役割を持つ「肥満細胞」に「抗体」がくっつきます。

抗体が肥満細胞にくっついた結果、肥満細胞から化学物質であるヒスタミンが分泌され、くしゃみや鼻水・鼻づまりなどのアレルギー反応が出現します。

身体への異物侵入を防ぐ「肥満細胞

この「くしゃみや鼻水」が体内に侵入した異物(花粉)を外に排出し、「鼻詰まり」が花粉のこれ以上の侵入を防いでいると考えられます。

免疫は身体を守る大切な機能

アレルギーとは身体に入り込んだ異物を撃退する「身体の防御反応」が過剰に出てしまった場合を言います。

 花粉症の対策法は?

花粉症の症状を少しでも軽くするにはどうすれば良いでしょう?まずは身体に花粉が侵入しないようにするのが一番良いと思います。具体的にどう侵入を防ぐかを書いていきたいと思います。

1.花粉情報をチェックする。
最近ではテレビの気象情報やインターネットで花粉情報(花粉飛散量)を教えてくれています。花粉症の症状が出やすい方は、こまめに花粉の飛散量を確認すると良いと思います。


2.外出時は帽子・メガネ・マスク・マフラーを身につける。
花粉は目や鼻から侵入することが多いです。なので、帽子・メガネ・マスク・マフラーなどを着用し、できるだけ肌の露出を避けることで、花粉の侵入を防ぎます。

また、花粉が衣類に付着したまま家に持ち帰ることもあるので、服を花粉の付着しにくいツルツルした素材を選ぶと良いです。

肌の露出を避け帰宅時は花粉を落とす
うがい・手洗いの習慣化を

3.帰宅後のうがい・手洗いを習慣化する
 帰宅後に、洗顔・うがい・手洗いを徹底することで、身体についた花粉を落とすことができます。持ち帰る花粉が減れば症状の出現を抑えることができます。

4.こまめに自宅を掃除する
窓の開閉や外出からの帰宅などで、室内にはかなり花粉が侵入しています。

掃除をこまめに行うことで室内の花粉量を減らしましょう。床がフローリングであれば毎日拭き掃除を行うと効果的です。

室内を清潔に保てば、カビ・ダニ・ハウスダストの量も減らすことができ、通年性アレルギー性鼻炎対策にもなります。

空気清浄機の設置も花粉症軽減に有効です。

こまめな掃除でアレルギー対策
空気清浄機できれいな空気に

 セルフケアで花粉症予防

ここまで、花粉の身体への侵入をいかに防ぐかという視点でお話してきました。最後は鍼灸マッサージ師らしく、花粉症に有効とされるツボを刺激することで、自分の身体を整えるツボ押しセルフケアの方法をお伝えしていきたいと思います。

「印堂」は目のかゆみや鼻づまりに、「迎香」は鼻づまりに有効とされています。
「合谷」は頭痛・肩こり・鼻水・歯痛・ストレスなどに有効で万能のツボとされています。

印堂・迎香の場所
合谷の場所

1.「印堂」
【場所】眉と眉の間の中間地点にあります。親指の腹(もしくは人差し指の腹)でツボを押さえながら、小さな円を描くようにゆっくりと刺激してください。20秒位を目安に続けてみてください。

2.「迎香」
【場所】鼻のふくらみが一番ふくらんだとこの外側(横)にあります。左右両方にあるツボなので、左右それぞれ人差し指の腹で押さえながら、小さな円を描くようにゆっくりと刺激してください。20秒位を目安に続けてみてください。

3.「合谷」
【場所】手の甲を上にして、親指と人差し指の骨が交差した部分から、人差し指へ向かって押していき、痛みを感じるくぼみ。ツボ押ししたい手の反対の手で、親指と人差し指の間に親指を置き、上記のくぼみを見つけたら押します。

「痛気持ちいい」位の力加減で5から10秒を何回か続けてください。骨に向かって押すと刺激が入りやすいです。

 まとめ

今回は花粉症についてまとめてみました。花粉症のようなアレルギー疾患は、アレルギーの原因となる「アレルゲン」を身体の中に侵入させないことと、体内に侵入したときにできるだけ症状が出ない(出ても軽い症状にとどめる)身体作りをしていくことがとても大切だと思います。

花粉を体内に侵入させない

普段から花粉のようなアレルゲンを体内に侵入させないように、帽子・メガネ・マスクなどを着用し、目・鼻・肌の露出を避け、帰宅後はうがい・手洗いを習慣化させるだけでも、アレルギー症状を軽減することができるのではないでしょうか。

また、ストレスや疲労の蓄積・睡眠不足などが原因で自律神経は乱れ、アレルギー症状が出やすくすることもあります。

  • バランスの取れた食事で栄養を補給する。
  • しっかりと睡眠を取ることで疲労をとる。
  • 適度な運動でストレスを発散させる。
免疫力を上げよう

これらを意識して規則正しい生活をすることができれば、さらにアレルギー症状は軽減できます。今回お伝えしたセルフケアを根気よく続けることも、アレルギー対策に有効ですので、是非続けていただければと思います。

 追記(2021年3月11日)

花粉症以外に「慢性鼻炎」で悩んでいるお客様から、「慢性鼻炎に効くツボはありませんか?」と質問がありました。(実は私も「慢性鼻炎」で悩む一人です。汗)

お役に立てるのであれば!!ということで、花粉症でお伝えした、「印堂」・「迎香」・「合谷」と合わせて押していただくと良いツボを紹介したいと思います。

「太淵」は、咳・痰・のどの痛み・鼻水などを和らげるとされています。
「太白」は、お腹(消化器)の調子を整え、呼吸器の働きを手助けすると言われています。

「太淵」の場所
「太白」の場所

1.手にあるツボ「太淵」
【場所】手首の親指側で、手首下の出っ張ている骨と親指根元の骨の間のくぼみで、手首のしわの上にあります。触ると血液の脈を感じることができる部分になります。ツボ押ししたい手の反対の手(親指)で、手首下の出っ張ている骨と親指根元の骨の間のくぼみを押します。

2.足にあるツボ「太白」
【場所】足の内側・親指の関節の根元で、足の甲と足の裏の境目の部分にあります。親指の関節根元にあるくぼみを見つけたら押します。(結構痛い人多いと思います。笑)

「痛気持ちいい」位の力加減で5から10秒を何回か続けてください。くぼみから骨に向かって押すと刺激が入りやすいです。

以上、慢性鼻炎にも有効なツボを紹介させていただきました。

はりきゅうマッサージサロン笑和では、鍼灸マッサージによる花粉症緩和の施術はもちろん、花粉症予防のために必要なアドバイスもさせていただいております。

当サロンは
“未病治(未だ病にならざるを治す)“=「病気になる前に養生をして、健康状態を維持する」
という東洋医学的な考え方を大切にし、
病気になる前に「病気にならない身体作り」をお手伝いさせていただいています。

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